現在、当アトリエで生まれるデザインは数え切れない程多いですが、そのデザインを制作する時に多大な貢献をしている機械があります。
それがプラズマ切断機です。
一言で説明しますと複雑な形も一度にたくさんカットできる機械です。
当アトリエでは全国各地での催事や個展も多い為、それなりの商品の数がないと販売できません。
もちろん基本は手づくりがモットーなので全て機械で作業するわけではありませんが、効率や数も当然求められるのです。その為、出来上がったデザインの一部をパソコンに入力し、形状データを作成します。
ほとんど社長が行う為、あまり苦労が伝わりにくいですが絵心と頭も使う大変な作業です。（お前達早く覚えなさい！〜社長より）
そんなプラズマのおかげで作業効率もグンと上がり、様々な新デザインを生む事が出来るようになりました。
もう10年くらいは使っていましたが、さすがにこのままではいつ故障するか分からないので新しいバージョンに変える事になりました。
ところが、先日変えたばかりの機械がいまいち調子が悪く、今までのようなラインをカット出来なくなってしまい悪戦苦闘です！
これはデザインに従事する私達にとって笑い事ではないのです。
ほんのわずかな違いやイメージで今まで制作してきたものが別物になってしまう危険もあるからです。
何度もラフデザインや議論を交え、ようやく1つのデザインを決定しなければいけないので、当然安易に「これでもいいや」とはなりませんし、プロとして考える事が重要なのです。
こういうトラブルの際はアナログの方がいいなと思ったりもしますが、それだけでは厳しいのも現実です。
手づくりの温もりと機械の持つ作業性の両立により、これまでにない素敵なデザインを生んでいけるよう頑張りたいと思います。
