普段私はアクセサリーを担当し、デザイン、制作に励んでおります。
しかし当アトリエに入り5年目、たまにはインテリア品も制作してみようと思い、月2回行われるデザイン会議に提案することにしました。
今回は新作が出来上がるまでの流れをご紹介したいと思います!
まずは何を作るか考えるため、売れている作品の実績を調べ、どんな作品が反応あるか、どの価格帯が足りないかなど調べます。
また、我々制作スタッフ自身が全国各地の百貨店などに販売に行くのでその時にお客様から頂いた「こんなものが欲しい」という声も加味してどんなものを作ったらよいか検討します。
かっこよく言うと「マーケティングリサーチ」と言われる作業です。
今回は4〜5千円の小物(実用品)の新作を作ることにしました!
いろいろ考えた末、ペン立てを考える事に。今までは当アトリエではあまりデザインが変わっておらず、まだまだ新しい可能性があると感じたからです。
まずはラフデザイン。
とにかく描いて描いて描きまくって自分がどんなものを作りたいのか、また今までとは違うものとは何なのかという事を導く作業です。
同じような形でも大きさ、バランスによってまったく違うものになるので1つの形からたくさんのバリエーションが生まれます。 <写真1>
正解がない作業なので一番時間がかかる工程かもしれません・・・。
ある程度形が見えてきたら線をきれいにまとめ、5〜6点にまとめます。 <写真2>
そしてデザイン会議当日。
スタッフ全員が集まり、社長を中心に皆に見てもらいます。造形的、制作段階の問題、コスト面とあらゆる角度から社長にアドバイスを頂くので、ここで制作不可能なものは消えていきます・・・。
緊迫した空気が流れます。
「今までにない感じでいいんじゃない?作ってみて」
「ほっ」
社長からOKがでました!
やはり制作のことになるとつい長々と書いてしまいました・・・。
続きは次回書こうと思います!
【次回予告】
社長からOKがでた新商品。
しかし実制作してみると新たな問題が!! <写真3>
次回、『簡単じゃないよ、物を創るってこたぁ・・・その2』お楽しみに!